④更年期障害

閉経の時期が近付くと、「夜、十分に眠れない」「体がだるくて何をするにも億劫になる」「突然のぼせたり、顔が体がほてる」…など特有の症状が出ることがあります。 最近はまだ閉経には早い年齢からこれらの症状に悩まされる方も多いのだとか(若年性更年期障害)。 あなたは大丈夫?

ホルモンバランスと更年期障害

40~50歳代になると女性ホルモン(エストロゲン)の分泌は加齢により減少します。脳の視床下部から卵胞刺激ホルモンが分泌され、「エストロゲンを分泌しなさい」という指令が出るのですが、卵巣はその指令に応えることができず、卵胞刺激ホルモンだけが常に出続けることになります。エストロゲンの分泌は減り、卵胞刺激ホルモンの分泌は増える…。これがホルモンバランスが崩れるということ。 大なり小なり、人それぞれ様々な症状が表れます。

更年期障害の症状

〈身体上〉
頭痛・のぼせ・ほてり・動悸・ひん尿・高血圧・骨粗鬆症など
〈精神的〉
イライラ・倦怠感・突然の不安感・不眠症・うつ病など

これらの症状は、軽い人から、日常生活に支障をきたすほどひどい人まで千差万別。ベッドから起き上がれない日が何日も続く、外出もできないくらいなら医療機関での治療が必要となります。

 

若年性更年期障害

日本人女性の閉経の平均年齢は51歳前後と言われています。まだまだ閉経には早い20代~30代なのに月経が止まってしまい、上記のような症状に身に覚えがあるなら、病気などの理由により人より早く閉経してしまう「早発閉経」かもしれません。 しかし若い女性の月経不順をともなう心身の不調は、ストレスや急激なダイエットなどによる「ホルモンバランスの乱れ」が原因の可能性が高くなります。 よって若年性更年期障害の疑いがある女性は、まず第一にストレスを軽減することを考えましょう。無理なダイエットは厳禁。喫煙も血行を悪くするのでホルモンバランスを崩す原因になってしまいます。 いずれにせよ、気になる方は医療機関での診察を受けてみて!

 

③肌荒れ・ニキビ・乾燥

ホルモンバランスが崩れると、トラブルが起こってしまうのは何も身体の中だけではありません。ホルモンバランスの乱れはあなたの大切なお肌の状態をも乱します。

排卵後~生理前はプロゲステロンの分泌が増え、エストロゲンの分泌が減ります。なので、生理前にはニキビや吹き出ものが増えたり、お肌が荒れる…と以前の項目で記しました。 それぞれのホルモンがお肌に与える影響とは?

 

エストロゲン

お肌の表面層の水分を保持し、お肌の潤いを保つ働きをします。真皮層のコラーゲンやエラスチンの合成を促進する働きもあるので、お肌のハリを保ち、シワ・たるみを予防します。生理が終わったあと~排卵まではエストロゲンが多く分泌するので、この時期のお肌は、十分に水分を保ちハリのあるみずみずしい肌をキープすることが出来るのです。

 

プロゲステロン

プロゲステロンは、お肌にとって「皮脂の分泌を促進する」という作用を持つホルモンです。肌表面を保護する意味である程度の皮脂は必要不可欠なもの。しかし、排卵後~生理前は多量のプロゲステロンが分泌されるので、ともすれば皮脂量が過剰になることも。肌の表面が脂っぽくなると、ニキビの原因になったりくすみやむくみの原因となります。

 

ただでさえ生理前にはお肌が敏感になるのに、ホルモンバランスが崩れることでさらにお肌が不安定な状態になるのは当たり前ですね。肌荒れやニキビ、人によっては乾燥する方もいらっしゃいます。

肌荒れ

ホルモンバランスが崩れると、お肌の新陳代謝を阻害します。約28日の周期ではがれおちるはずの古い角質が残っていたり、お肌のバリア機能が低下して外部からの刺激を受けやすい状態に。これが肌荒れの原因です。

 ニキビ

皮脂の分泌を促進するプロゲステロンが過剰に分泌されると、皮脂が大量にお肌の表面に。毛穴がつまりニキビや吹き出ものが出来やすい状態になります。

乾燥

美肌ホルモンと呼んでもいい「エストロゲン」の分泌量が減るとお肌はハリを失い、乾燥の原因になります。年齢を重ねるとどうしてもこのホルモンの量は減っていきますが、ストレスや不規則な生活、過剰なダイエットなどでも簡単にホルモンバランスは乱れます。

 

 

②その他の月経異常

あなたは生理のこと、正しく理解していますか?女性なら初潮を迎えてから閉経まで、約30年~40年の間毎月付き合うもの。女性の身体の仕組みについて、生理という女性ならではのシステムについて、ちゃんとした知識を持っておきたいものです。

女性なら正しい生理の周期や期間など、ちゃんと知っておきたいもの。 生理周期は生理が始まった日から次の生理が来るまでの日数のこと。これを生理が終わった日から次の生理の初日まで…と勘違いしている人が意外に多いのです。

生理周期の理想は28日前後。しかしこの生理周期が25日~38日くらいで安定しているなら正常値です。 では生理の期間は? 通常は4日~7日間の出血が正常値。あなたの場合はどうですか? 基礎体温を毎日計るのが理想ですが、無理ならせめてこの日に生理があって、この日に終わった…くらいの生理日の記録はスケジュール帳やカレンダーにつけておきたいものですね。

一般に「月経異常」と呼ばれるものの中には、先程の生理不順・生理痛の他にこんなものもあります。

 

発月経 

⇒生理の周期が24日以内
この間生理が終わったばかりなのに、すぐ次の生理がきてしまう方。排卵のある場合と排卵がない場合があります。生理周期が短い人は月に2回生理がくることになるので、貧血気味に。

 

稀発月経

⇒生理の周期が39日以上
生理から排卵までの日数が長い遅延排卵が原因の場合も。放っておくと生理がこない無月経になってしまう場合もあります。

 

無月経

⇒月経が停止している状態
最近若い女性に多いのがこれ!月経が全くこない、もしくは年間で3・4回しかこない方は「無月経」と診断されます。不妊の原因になるほか、子宮や卵巣の病気を見逃したり、体調の悪化が予測されるので、絶対に放っておかないで!

 

 過多月経

⇒多量に出血する日が3日以上続く
ナプキンとタンポンを併用しても漏れるほどの大量な出血、レバーのようなかたまりが頻繁に出る、貧血を起こしてしまう…などの症状がある方。子宮の病気が考えられるほか、ホルモンの分泌異常が一因です。

 

①生理不順や生理痛

ホルモンバランスが乱れることにより、どんな症状が出るのでしょうか?

まず初めに挙げられるのは、生理不順や生理痛。生理周期がまちまちだったり、会社や学校に行けないなど日常生活に支障をきたすほどのひどい生理痛など。 また無月経といって生理が全然こない状態の方が、最近は若い女性の間で多いのだとか。 これらは子宮筋腫などの病気が原因の場合もありますが、いちばん大きな原因はホルモンバランスの乱れと言われています。 ただの生理不順と侮らないで!ほおっておくと不妊症の原因にもなり、最悪の場合妊娠が望めない身体になってしまうことも。 特に若い女性には「生理がこない方がラクでいい」なんて思っている方もいるかもしれませんが、将来のことも考えて、生理不順を軽く見ないでほしいものです。

生理不順

エストロゲンとプロゲステロン、両方とも正しく適正な量の分泌があれば、

  • 排卵⇒
  • プロゲステロンの作用による子宮内膜の準備⇒
  • 受精卵が着床しなかったことにより、不要になった子宮内膜が放出(生理)⇒
  • エストロゲンの分泌による次の生理の準備

…といった一連のサイクルはスムースに行われます。 そのサイクルの期間がまちまちである、というのはやはりホルモンバランスが乱れている証拠です。

 

生理痛

生理がはじまると、子宮は収縮して経血を外に排出しようとします。この収縮を促すのがプロスタグランディンという女性ホルモン。このホルモンの分泌が多すぎると収縮が強すぎて生理痛の原因となります。学校や仕事にも行けない、また、このホルモンの分泌異常は頭痛や腰痛、肩こり、冷え、むくみなどを引き起こすことも。